健康

くすりの効き目や安全性3|登録販売者合格への道vol.5

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一般用医薬品の大部分をライセンスによって販売できる国家資格「登録販売者」。このブログでは、登録販売者試験に合格するために必要な知識を紹介しています。

くすりは人体にとって異物であり、リスクを伴っています。そのため、まずは医薬品の本質をよく理解し、購入者に正しく情報を伝えることが大切です。

また、薬を適正にしようしていただくための基本知識として、薬害の歴史を確認テスト形式で学んでいきます。

前回からの続き

35.小児は、肝臓や腎臓の機能が未発達であるため、医薬品の成分や代謝・排泄に時間がかかり、作用が強く出すぎたり、副作用がより強く出ることがある。

36.医薬品によっては、形状等が小児向けに作られていないため、小児に対して使用していないことなどの注意を促している場合もある。

37.5歳未満の幼児に使用される錠剤やカプセル錠剤等の医薬品では、服用時に喉につかえやすいので注意するよう添付文書に記載されている。

38.家庭内の医薬品の保管場所については、いつでも取り出せるよう、小児が容易に手に入れる場所や、小児の目につく場所にすることが適切である。

× 誤飲・誤用事故を招きやすいため、これはNGである。

39.高齢者は、医薬品の副作用で口渇を生じることがあり、誤嚥を誘発しやすくなるので注意が必要である。

40.高齢者は、持病(基礎疾患)を抱えていることが多いが、一般用医薬品の使用によって基礎疾患の症状が悪化することはない。

× 一般用医薬品によって基礎疾患が悪化することがある。

41.高齢者によく見られる傾向として、医薬品の説明を理解するのに時間がかかる場合や、細かい文字が見えづらく、添付文書や製品表示の記載を読み取るのが難しい場合があり情報提供や相談対応においては、特段の配慮が必要である。

42.胎盤には胎児の血液と母胎の血液とか混ざり合う仕組み(血液ー胎盤関門)がある。

× 胎盤では、母胎の欠陥と胎児の血管が直接つながっているわけではなく、胎児への影響を防御するために血液が混じり合わないようになっている(血液ー胎盤関門)。

43.妊娠中に医薬品を使用した場合、母胎の血液ー胎盤関門が、医薬品成分の胎児への移行をどの程度防御するかは未解明のことも多い。

44.ビタミンB12含有製剤は、妊娠前後の一定期間に通常の容量を超えて摂取すると、胎児に催奇形性の危険性が高まる。

× ビタミンB12ではなくビタミンA

45.便秘薬の中には、流産や早産を誘発する恐れのあるものがある。

46.妊娠の有無やその可能性については、購入者側にとって他人に知られたくない場合もあることから、一般用医薬品の販売等において専門家が情報提供や相談対応を行う際は、十分配慮することが必要である。

◯ コミュニケーションが大切

47.一般用医薬品の成分の一部が、乳汁中に移行することはない。

× 母親が使用した医薬品成分の一部が、乳汁中に移行することがあり、乳児がその医薬品を服用したことになる場合がある。

48.生活習慣病等の慢性疾患の種類や程度によっては、一般用医薬品の有効性や安全性に影響を与える要因となることがある。

49.登録販売者は、医療機関・薬局で交付された薬剤を使用している人に対し、その薬剤を処方した医師もしくは歯科医師または調剤を行った薬剤師に相談するよう説明する必要がある。

50.過去に医療機関で治療を受けていたが、今は治療を受けていない場合であれば、一般用医薬品の使用について特に注意する必要はない。

× 今は通院していなくても、購入者が適切に使用できるように情報提供する必要がある。

51.プラセボ効果とは、医薬品を使用したとき、結果的または偶発的に生じる薬理作用による作用のことをいう。

× 薬理作用ではない。

52.プラセボ効果によってもたらされる反応や変化に望ましいもの(効果)のみがあり、不都合なもの(副作用)はない。

× 副作用も起こり得る。

53.プラセボ効果は、主観亭な変化だけでなく、客観的な測定可能な変化として現れることがある。

54.プラセボ効果には、一定の効果が期待できることから、それを目的として一般用医薬品を使用するべきである。

× プラセボ効果は不確実なため、効果への期待を目的として使用すべきではない。

55.医薬品に配合されている成分(有効成分および添加物成分))には、高温多湿、光(紫外線)等によって品質の劣化(変質・変敗)を起こしやすいものが多い。

56.医薬品は高い水準で均一な品質が保証されているので、保管する温度に留意する必要はない。

× 医薬品に配合されている成分(有効成分および添加物成分))には、高温多湿、光(紫外線)等によって品質の劣化(変質・変敗)を起こしやすいものが多い。

57.医薬品は、適切に保管・陳列がなされていなければ、経時変化による品質の劣化は起こらない。

× 経時変化による品質の劣化は避けられない。

58.一般用医薬品は、家庭における常備薬として購入されることも多いため、外箱等に記載されている使用期限から十分な余裕をもって販売されることが重要である。

59.医薬品の外箱等に表示されている使用期限は、開封の有無に関わらず、医薬品の品質が保持される期限である。

× 使用期限は未開封状態の場合。開封されると使用期限まで品質は保たれない。

次回はセルフメディケーションについてお伝えします。

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