一般用医薬品の大部分をライセンスによって販売できる国家資格「登録販売者」。このブログでは、登録販売者試験に合格するために必要な知識を紹介しています。
くすりは人体にとって異物であり、リスクを伴っています。そのため、まずは医薬品の本質をよく理解し、購入者に正しく情報を伝えることが大切です。
また、薬を適正にしようしていただくための基本知識として、薬害の歴史を確認テスト形式で学んでいきます。
前回からの続き
16.医薬品を、定められた容量を意図的に超えて服用したり、みだりに酒類と一緒に摂取したりすると、過量摂取による急性中毒等を生じる危険性が高くなる。
◯
17.医薬品の乱用の繰り返しによって慢性的な臓器障害等を生じる恐れがある。
◯
18.一般用医薬品には、習慣性・依存性がある成分を含んでいるものはないため、医薬品が乱用されることはない。
× 習慣性・依存性を含んでいるものがある。
19.青少年は、薬物乱用の危険性に関する知識や理解が必ずしも十分でなく、好奇心から身近に入手できる薬物を興味本位で乱用することがあるので、注意が必要である。
◯
20.薬物依存が形成されても、そこから離脱することは容易である。
× 容易ではないからこそ、専門家が障壁となり乱用防止に努める必要がある。
21.医薬品の販売等に従事する専門家は、必要以上の大量購入や頻回購入を試みる購入者には慎重に対処する必要がある。
◯
22.複数の医薬品を併用した場合、医薬品の作用が減弱することはあるが、増強することはない。
× 相互作用は減弱も増強もありえる。
23.相互作用は、医薬品が薬理作用をもたらす部位において起こるものであり、吸収、代謝の過程で起こることはない。
× 部位において起こるものと吸収・代謝の過程で起こるものがある。
24.一般用医薬品は、一つの医薬品の中に作用の異なる複数の成分を組み合わせて含んでいる(配合される)ことはない。
× いくつかの成分を配合されていることが多い。医療用医薬品は配合薬が少ない。
25.医薬品を用量用法に従い服用すれば、食品と一緒に摂取しても、相互作用を起こすことはない。
× 相互作用を起こすことがある。
26.相互作用を回避するには、通常、ある医薬品を使用している期間やその前後を通じて、その医薬品との相互作用を生じる恐れのある医薬品や食品の摂取を控えなければならない。
◯
27.アルコールは、主として腎臓で代謝されるため、アルコールをよく摂取する人は、その代謝機能が高まっていることが多い。
× 肝臓で代謝される。
28.アルコールは、医薬品の吸収や代謝に影響を与えることがある。
◯
29.カフェインやビタミンAは、食品中に医薬品の成分と同じ物質が存在するため、それらを含む医薬品を食品を一緒に服用すると過剰摂取となるものがある。
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30.生薬成分が配合された医薬品と、同じ生薬成分を含む食品を合わせて摂取しても、生薬成分が配合された医薬品の効き目や副作用を増強させることはない。
× 漢方製剤によく使われている甘草は、菓子や醤油など多くの食品に甘味料としてつかわれており、摂取量が多くなると偽アルドステロン症の危険がある。
31.外用薬や注射薬であっても、食品によって医薬品の作用や代謝(体内で化学的に変化すること)に影響を受ける可能性がある。
◯
32.乳児とは1歳未満、幼児は7歳未満、小児は12歳未満をいう。
◯
33.小児は、大人と比べて体の大きさに対して腸が短く、服用した医薬品の吸収率が相対的に低い。
× 腸が短いため吸収率が高い
34.小児は、血液脳関門が大人と比べて発達しており、吸収されて循環血液中に移行した医薬品成分が脳に達しにくく、中枢神経に影響を与える医薬品の副作用は起こりにくい。
× 小児は血液脳関門が未発達
今回はここまで。続きは、vol.5でお伝えします。
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