町おこし・インバウンド

インバウンド検定まもなく開催|合格するメリットとは?

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第1回インバウンド実務主任者認定試験!合格に向けた取り組みと実務主任者として大切なこと

2016年は訪日外国人が2,000万人を超えて
日本への観光需要は年々高まっています。

そんな中、インバウンド(訪日観光)に関わる人たちにとって
興味深い資格が登場しました。

それは、インバウンド検定(インバウンド実務主任者認定試験)です。

この資格を取得することによって
インバウンドの現状と動向、インバウンドビジネスの実際と対策、
インバウンドの集客、訪日外国人の理解と対応、
ニューツーリズムや観光街づくりなどの知識が深まります。

そして、インバウンドビジネスに携わっている人は
この試験の合格することで自身の仕事のパフォーマンスを
今よりもさらに上げるチャンスです。

また、インバウンド業界への参入を考えている人は
お客さんを獲得するために市場の全体像が把握できるので
メリットは大きいと考えられます。

誤解のないように申し上げますが、
私は、この試験を主催する団体の回し者ではありません。

単純にインバウンドに役立つ情報を提供しているだけです。

それでは、インバウンド検定合格に向けて
大切なことをお伝えしていきます。

インバウンドの実務者に一番大切なのは訪日外国人への理解です。

もちろん、観光に関する法令や市場の動向の理解も重要ですが、
日本と海外はあらゆる場面で文化の違いが鮮明にでることが多いため
実務者としては訪日外国人が喜ぶサービスを提供することで
訪日リピーターになってもらうことが最重要課題と言えます。

そこで、訪日外国人の文化や国民性などを詳しく解説していきます。

中国 China

中国人の国民性
・中国は広大な国土を有するため地域によって国民性・風俗・習慣などが異なります。
・強い行動力を持ち団体行動はあまり得意ではないと言われています。
・メンツ重視の傾向があります。
・特別なもてなしを好みます。
・家族や親戚を大切にします。
・無関係な人に対して冷たいと言われています。
・頑固なところがあり他人への譲歩が少ない傾向にあります。

中国人の訪日旅行トレンド
・初めて日本に来る人たちはゴールデンルートを好みますが
 リピーターは多様なニーズがあるようです。
・中国文化の影響を受けた神社仏閣がある場所が注目されています。
 (京都やテーマパーク、温泉、グルメ、四季を味わえるもの)
・ビザの発給条件が緩和され個人旅行が急増していて
 それに伴ってかツアー客の爆買い「モノ」から個人旅行の体験「コト」への
 消費が人気を集めています。
・深度游という中国人の旅行スタイルを指す言葉が流行しています。

春節
中国をはじめとする中華圏の国・地域における旧正月の呼称で
日本でいう旧暦の正月のことです。

簡体字・繁体字
中国語には簡体字と繁体字の2種類の漢字表記があります。
中国人向けのビジネスでは2種類の表記が必要かも知れませんね。

韓国 Korea

韓国の国民性
・儒教の影響が色濃く年長者を敬い家族や親族を大切にします。
・体面を重んじて周囲を気にする傾向があります。
・愛国心が強いと言われています。
・曖昧なことが嫌いだそうです。
・せっかちで待つのが苦手な人が多いようです。
・日本語のわかる人が多いです。

韓国人の訪日旅行トレンド
・20代、30代の若者が全体の65%を占めています。
・リピーターも若者中心です。
・週末を利用して気軽な旅行というスタイルが多く
 特に韓国から近い九州は人気を集めています。
・LCCにより関西地域も人気があります。
・ドラマやアニメのロケ地巡りや女性の美容需要が高いです。
・健康目的での登山者も増加傾向にあります。

ソルラル
韓国の正月で日本でいう旧暦の正月のことです。

台湾 Taiwan

台湾人の国民性
・開放的で明るい性格の人が多いと言われています。
・血縁主義で家族を大切にします。
・冒険心があり失敗を恐れない人が多いそうです。
・メンツと個人の自由を重視する傾向があります。
・勝負事を好むようです。
・流行に敏感で、台湾で流行ると中国本土や香港でも流行します。
・親日の若者が多いです。

台湾人の訪日旅行トレンド
・団体ツアーとリピーターが多いのが現状です。
・20代、30代の女性が全体の3割を占めています。
・日本に慣れている人が多く、内容の濃い旅行ニーズがあります。
・沖縄、九州のクルーズやサイクリングが人気を好評です。
・特別待遇など高度な欲求があります。
・日本のテレビドラマや旅番組の影響を受けやすい傾向があります。
・若者は日本のエンタメに関わる場所に行きたがります。

香港 Hong Kong

香港人の国民性
・自立心が強く、周囲の意見に左右されない人が多いです。
 (悪く言えばわがままですが、、、)
・植民地時代の影響か中国人としての意識は低いです。
・損得勘定に敏感ながら気に入ったものには大金を注ぎ込みます。
・西欧的な個人主義をしっかり持っています。
・文化や歴史への関心が弱いですが、流行には敏感です。
・せっかちでじっとしていられない人が多いようです。

香港人の訪日旅行トレンド
・年に一度は海外旅行をするという人が多いです。
・団体ツアーの利用は少なく、個人手配で家族や親族と
 一緒に訪日する人が多く、年代も若者が若干多いものの
 幅広い世代が訪日しています。
・観光の4代需要のうち自然とグルメ率が高いです。
・好奇心旺盛で農業体験やエコツアーなども人気です。
・訪日時期は春節・国慶節・イースター・クリスマスが多いです。

タイ Thailand

タイ人の国民性
・仏教徒で王室への尊敬心が強いです。
・家族や親族をとても大切にします。
・目上の人には敬意を表します。
・おおらかで細かいことはあまり気しないと言われています。
・会話するときは笑顔が基本とされています。
・好奇心旺盛で楽しいことを見つけるのが得意だそうです。
・女性の地位が高く男らしさの意識が低いかも知れません。

タイ人の訪日旅行トレンド
・四季を感じられる自然へのニーズが高いです。
・親日家が多く日本そのものがブランドになっています。
・スマホ普及率が高いです。
・聖地巡礼が人気を集めています。
・長距離を歩く習慣がないので徒歩での移動は好まれません。

ソンクラーン
タイの旧正月のことです。

アメリカ The United States

アメリカ人の国民性
・地域や人種、宗教により考え方や嗜好が異なります。
・外交的な性格で自分の意見を堂々と言う人が多いです。
・初対面でもフレンドリーという人が多いです。
・個人(個性)を尊重します。
・平等精神が強く上下関係があまりないです。
・日本文化に感銘を受ける人が多いと言われています。

アメリカ人の訪日旅行トレンド
・ビジネス目的の旅行者が中心ですが、オフの時間は東京周辺を
 観光する人も多いです。
・団体ツアーの利用率は極めて低いです。
・伝統的な建造物は定番で京都、奈良、日光は人気が高いです。
・原爆ドームや厳島神社への関心があり広島の人気も高いです。
・体験を重視していて好条件が雨やエコツアーの需要も多いです。

ムスリム Islam

ムスリムはイスラム教徒のことで世界人口の約25%を占めており
幅広く信仰されています。イスラム=中東のイメージが強いですが
中東に限らずインドネシアやマレーシアからの訪日客も多いです。

ハラル
インバウンドで重視しなければならないワードと言えます。

ハラルとは許されているという意味で
彼(彼女)らが食べられるものを提供する意味でも
外食業界はハラル認証を必要としています。

いかがだったでしょうか。

ここまで訪日する人たちが多い国についてご紹介してきましたが、
他にも国に関係なくベジタリアンやLGBTといった
個人の主義・主張に見合う対応も必要なケースもが
これからは出てくるかも知れません。

そういう意味でも訪日外国人に対する理解を深めることは
インバウンドビジネスにおいて重要な位置付けにあることが
わかると思います。

インバウンド検定を受験する方は合格後の取り組みを意識することで
実務者(実務主任者)としての活躍が約束されるでしょう。

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