マーケティング

行楽地の土産物店が客数を増やすために必要な3ステップ

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観光地の土産物店を再生させる秘訣とは?

1、行楽地の現状

ニュースでもよく話題になる外国人観光客。
あなたの街でもよく見かけるのではないでしょうか。

東京や京都といった大都市だけでなく、
日光や箱根といった観光地にも数多くの
外国人観光客が訪れています。

私も富士五湖のひとつである河口湖でロープウェイに乗ったとき、
車内の半分は外国人観光客だったという経験があります。
それだけ多くの人が訪れるのだから、
観光地の土産物店は景気が良いだろうと思いますよね。

でも実際は、想像するほど
大きな売上を叩き出しているわけではないのが現状です。

そこで、観光地の土産物店が売上をUPさせる方法を考察してみましょう。

2、客数を増やす必要性

観光地の土産物店が売上をUPさせるには、
商品を買ってもらえる客数を増やす必要があります。

そもそも、外国人観光客が観光地でお土産を買わない理由は、
商品の良さがわからないからです。

例えば、私たち日本人にとって
箱根大涌谷の黒たまごと言えば、1つ食べると
7年寿命が延びるという言い伝えの名産品です。

でも、箱根を訪れる外国人観光客に対して、
「寿命が延びることで有名な黒たまごです。いかがですか」と言っても、
「面白いわね」と興味は持たれても購入には至らないのです。

なぜ、外国人観光客は買わないのかというと、
商品の背景がわからないからです。
英語を学んでいる人なら理解していると思いますが、
外国人は理由を求めたがります。

例に挙げた黒たまごなら、なぜ黒くなるのか?
家庭のお湯で茹でるのと大涌谷の温泉でつくるのでどのくらい味に違いが出るのか?
縁起物になった経緯は?

といったことを知ってはじめて、
「それは興味深い、ぜひ食べてみたい」となるのです。

最も、大涌谷の黒たまごは外国人観光客に浸透しつつありますが、
他の観光地の名物はまだまだ認知されているとは言えないものばかりです。

事実、私がカナダ人ファミリーと河口湖に行ったとき、
彼らはお土産屋さんで売っていた山梨名物の信玄餅やほうとうを見て、
「よくわからないからやめておくわ」と言って買いませんでした。

3、商品購入までの3ステップ

ではどうすれば、外国人観光客に商品を買ってもらえるのでしょうか?
それは、3つのステップを踏むことが必要です。

1、インターネットでの情報発信
外国人観光客は、来日前に訪れる場所をある程度調べるのが一般的です。
ですから、その段階で名産品の情報が伝わっていると頭の片隅に入ります。

2、商品ができるまでの経緯を紹介する。
ポップやリーフレットを置くなど、商品説明をすることで
名産品である理由がわかり、興味を抱かせることができます。

3、商品に触れさせる。
商品が食べ物なら試食をしてもらうのが良いでしょう。

 

この3つの階段を順番に上がっていくことで、
外国人観光客に商品を買ってもらえるのです。

せっかく来店してくれているのに商品を買わないで店を出る。
これは大きな機会損失です。

多くの観光地は国策によって、
黙っていても外国人観光客が訪れるのですから、
このチャンスを逃すことなくしっかり掴むことが大切です。

観光地の土産物店が客数を増やすには、
この3ステップを忠実に守ることで生き残れるのです。

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