3兆円を超える訪日消費を支える決済サービスとは?
突然ですが、最近あなたの周りで
インバウンドという言葉をよく耳にしませんか?
2020年の東京オリンピックに向けて
訪日外国人の旅行者数は劇的に拡大し、
インバウンドという言葉は一般化しました。
インバウンドは日本経済への影響も大きく
観光産業だけでなくデパートや小売業をはじめ
多くの業界から注目され続けています。
特に、中国人旅行者の購買現象を表した「爆買い」が流行語となり、
民泊が国家戦略特区の施策になるなど、
もはや日本はインバウンドなしでは成長できないと言っても
過言ではないでしょう。
そんな中、そのインバウンド(訪日消費)を支える決済サービスが
いま話題を集めています。
そこで、今回はその決済サービスについて解説していきます。
中国で爆発的に普及しているAlipay(アリペイ)
Alipayは、タオバオをはじめとした中国のECサイトで利用され
中国モバイル決済において多くのシェアとユーザーを保持する
オンライン決済サービスです。
Alipayは、インターネット上の決済だけでなく
店頭の決済にも対応しています。
商品購入者はAlipayのアプリを起動して
アプリに表示されたQRコードを店舗側にタブレット端末で
読み取ってもらうことで決済ができます。
日本では2015年にiPadなどで利用できるPOSレジアプリ「Airレジ」が
Alipay国際決済に対応しているのも
インバウンド消費を支える一因と言えますね。
フィンテック時代の新サービス|Coiney(コイニー)
Coineyは、日本で2012年に設立されたコイニー株式会社が提供する
スマートフォンやタブレットに専用のカードリーダーを使用することで
クレジットカードの決済機能を利用できるサービスです。
Coineyはクレジットカード対応していない小さなお店で
使用されるケースが多いのが特徴です。
また、中国人の多くが利用していると言われている
WeChat Paymentん対応した決済サービスの受付を
今年4月から開始しています。
米国発のモバイル決済サービス|Square(スクエア)
Squareは、Twitter社のCEOであるジャック・ドーシー氏が
2009年にアメリカで創業したSquare,Inc.により
提供されているモバイル決済サービスです。
スマートフォンやタブレットなどの端末にICカード対応のSquareリーダーを差し込むと
クレジットカード決済が利用できます。
日本では、2013年に三井住友カード株式会社と提携してサービスが始まりました。
現在、アメリカ、カナダ、日本、オーストラリア、イギリスで
同サービスの利用が可能です。
中国人に話題のWeChat Payment
先述したCoineyの解説で少し触れましたが、WeChat Paymentは、
中国で主に利用されているSNSの微信(WeChat)の利用者向けに
展開されているモバイル決済サービスです。
WeChat Paymentは店頭で決済するときに微信のアプリを
スマートフォンなどの端末から立ち上げて
アプリ内でQRコードを表示させます。
店舗側は決済用アプリの入った端末カメラ機能で
そのQRコードを読み取り支払いを確定させる
という手順で取り扱われます。
WeChat Paymentはお手軽な決済方法として微信ユーザーの間で普及していて
日本では2015年にサービスの提供が始まりました。
いかがだったでしょうか。
このように、決済サービスは生活スタイルに合わせてどんどん進化するとともに
その利便性から、いまインバウンドで熱い日本でもサービスが提供されています。
あなたもインバウンドビジネスを始めるなら、決済サービスは必要不可欠ですから
参考にしていただけたら嬉しいです。
今後もインバウンドで有益な情報をお伝えしていきたいと思います。